医療脱毛と他の脱毛方法の比較

ひとくちに「脱毛」と言っても、その方法は様々です。
「それぞれに多少の違いはあっても、結局はどの方法でも脱毛できるんでしょ?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、実はそうではありません。
脱毛方法の中には、厳密に言うと「脱毛できない」ものもあるのです。
メアリクリニック横浜では、いくつかある脱毛方法の中でも「医療レーザー脱毛」のみを専門で取り扱っております。
「脱毛できない方法があるってどういうこと?」
「医療脱毛と医療レーザー脱毛って何が違うの?」
いざ脱毛を始めてみたらイメージと違ってがっかり……ということがないよう、それぞれの脱毛方法について事前に理解を深めておきましょう。
まずは知っておきたい!
脱毛の3つの基礎知識
1.脱毛は大きく2種類に分けられる

「レーザー脱毛」「ニードル脱毛」「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」というように、脱毛にはいくつか種類がございます。
このような名称だけを見ると、何が何だが分かりづらいと頭を抱えてしまいそうになりますが、これらの脱毛方法は大きく2種類に分けられます。
まずは、医療機関で行われる脱毛全般を指す「医療脱毛」。
医療脱毛の中でも「レーザー脱毛」と「ニードル(針)脱毛」は、医療機関でのみ受けることができます。
次に、エステやサロンで行われる「エステ脱毛」。
このエステ脱毛は、「光脱毛」のことでもあります。「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」は3種類とも光脱毛です。
2.「医療脱毛」と「エステ脱毛」には、効果と安全性に違いがある

効果の違い
医療脱毛とエステ(光)脱毛の最も大きな違いは「効果」です。
医療機関でしか提供することができない「レーザー脱毛」と「ニードル脱毛」には永久脱毛効果がありますが、エステでも提供できる光脱毛には永久脱毛効果はありません。
厳密に言うと、エステ脱毛の効果は「脱毛」ではなく、毛が生えるスピードを遅くする「抑毛」に留まるのです。
永久脱毛効果を得るには、毛を生やす「発毛組織」をしっかりと破壊する必要があります。
そして、この発毛組織の破壊は法律で定められた医療行為であるため、医師が常駐している医療機関でしか行えません。
つまり、エステ脱毛で永久脱毛効果を得られるということがあれば、それは法律違反になってしまうというわけです。

安全性の違い
もうひとつの違いとして、「安全性」が挙げられます。
医療脱毛とエステ脱毛のどちらを選んでも、やけどや炎症などの肌トラブルが全く起こらないとは言えません。
医療脱毛は医療機関で提供する施術であることから、資格を持っている者のみが施術を行います。
施術により万が一肌トラブルが起こってしまったら、そのまま医師の診察を受けることができます。
一方で、エステ脱毛の場合は、資格を持たない者でも施術が行えます。
そのため、各エステやサロンでは独自に研修を行い施術者を育成しているのが実情です。
また、エステやサロンには医師が常駐していないため、肌トラブルが起こった場合に適切な処置ができません。
ご自身で別途皮膚科を受診する必要があり、治療費は自己負担となってしまうことがほとんどです。
3.光脱毛を取り扱っているクリニックもある

エステ脱毛、いわゆる「光脱毛」は医療機関でも取り扱いが可能であることから、実際に導入しているクリニックもございます。
この場合、発毛組織を破壊できない光脱毛でも、医療機関で行われることから医療脱毛に分類されます。
そのため、「医療脱毛には必ずしも永久脱毛効果があるとは言えない」のです。
永久脱毛を目指すには、単に医療脱毛を受ければいいというわけではなく、「レーザー脱毛」もしくは「ニードル脱毛」を選ぶ必要があります。
どの脱毛方法を取り扱っているかはクリニックによって異なりますので、気になるクリニックがあるなら、事前に調べて確認しておくと安心です。
脱毛方法の比較
レーザー脱毛 | ニードル脱毛 | 光脱毛 | |
---|---|---|---|
効果 |
永久脱毛 効果 |
永久脱毛 効果 |
抑毛効果 |
痛み |
毛が太く濃い部位は やや強い |
強い | 弱い |
施術回数 | 5~10回 |
5~18回以上と ばらつきがある |
定期的に通い続ける 必要あり |
費用 |
終わりがあるから 安い |
終わりはあるが、 料金設定が とても高い |
1回あたりは安いが、 通い続けると高額に |
※施術回数については、部位により必要な回数が異なるうえに、個人差があります。
※費用は、十分な脱毛効果を実感するまでにかかる総額を比較しています。
レーザー脱毛

レーザー脱毛とは、レーザーが毛のメラニン色素(黒い色)に反応して熱エネルギーを生み出し、発毛組織をしっかりと破壊する脱毛方法です。
それゆえに、「終わりがある脱毛」と言えます。
同じく発毛組織を破壊できるニードル脱毛よりも、費用と痛みを抑えて永久脱毛を目指すことができる点は、レーザー脱毛の魅力的なポイントです。
また、レーザー脱毛は光脱毛と比べると効果が高いことから照射出力が強いため、部位によっては痛みを感じやすい傾向にあります。
しかし、レーザー脱毛と光脱毛のどちらも、脱毛機の種類や肌質との相性などによっては痛みが生じます。
そのため、「エステ脱毛だから痛くない、医療脱毛だから痛い」とは限らないのです。
ニードル脱毛(絶縁針脱毛)
ニードル脱毛(絶縁針脱毛)とは、毛穴ごとに針を差し込んで電流を流し、一本一本の毛の発毛組織を確実に処理する脱毛方法です。
これは非常に緻密な作業であることから、全身脱毛などの広範囲の脱毛においてはレーザー脱毛よりも費用が高額になりがちです。
そのため、メラニン色素が多い部位の毛や、白髪などのメラニン色素が少ない毛、乳輪・ほくろから生えている毛など、レーザー脱毛では対応が難しい毛の脱毛であれば、ニードル脱毛がおすすめだと言えます。
サロンが行う電気脱毛、ニードル脱毛に注意
上で「ニードル脱毛は医療機関でしか扱えない」とご説明しましたが、実際には、ニードル脱毛は一部の脱毛サロンでも提供されています。
脱毛サロンで行われているニードル脱毛は「美容ニードル脱毛」「美容電気脱毛」などと呼ばれますが、これは絶縁針脱毛よりもパワーが弱い脱毛です。
絶縁針脱毛と比べれば出力が弱いとはいえ、ニードル脱毛はリスクの高い脱毛方法であり、サロンでの提供を問題視する声も絶えません。
例えば、医療資格を持たないスタッフが針を毛穴に差し込んで身体をむやみに傷つけてしまう可能性や、麻酔を行えないため強い痛みが伴うことなどが挙げられます。
血液などに触れる機会があるニードル脱毛は、使用している針や機器の消毒などの衛生状態が悪いと感染症などの危険性もあります。
ご自身の身体を大切にするためにも、ご検討の際は十分にリスクをご理解ください。
光脱毛

光脱毛は、メラニン色素に反応する光を照射する脱毛方法です。
医療レーザー脱毛とメラニン色素に反応するという仕組みは同じですが、光のエネルギーはレーザーよりもかなり弱いため、発毛組織を破壊することはできません。
そのため、ムダ毛がない状態を維持するには定期的に光を照射する必要があることから、長期的に見ると脱毛に費やす総額は医療レーザー脱毛より高くなってしまうことがほとんどです。
ただし、成長期の方であれば、光脱毛を選ぶ方がお得という考え方もあります。
なぜなら、成長期の方は医療脱毛を受けても身体の成長とともに再び毛が生えてくる可能性があるからです。
成長が落ち着きホルモンバランスが安定した状態であれば、医療脱毛で永久脱毛を目指すことができますので、それまでは光脱毛で抑毛をしておくというのもひとつの手なのです。
後悔しない脱毛方法を
お選びください
今回は、複数の脱毛方法を比較しながら解説いたしました。
この解説が、少しでも脱毛をご検討なさっている方のお役に立てば幸いです。
メアリクリニック横浜ではレーザー脱毛を専門に取り扱っておりますが、医療機関であるからこそ他の脱毛方法についての知識もきちんと有しております。
脱毛について気になる点やご質問がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
当院はあなたが後悔のない選択をできるよう、心から願っております。